ビジネスは1人で行なうものではなく、人とのつながりで行っていくものです。特に社内の上司や先輩との関係は良いものである必要があります。では、どのように上司や先輩と付き合うことができるでしょうか?
上司や先輩に対して正しい見方を持つ
同じ会社の上司や先輩であっても個性や性格が異なっているため、うまく付き合えないということもあるかもしれません。時には仕事の行い方などの面で上司や先輩とぶつかってしまうことすらあるかもしれません。一旦関係がギクシャクしてしまうと仕事もうまくいかなくなり、部署の成績にも響いてしまうこともあります。こうした事が起きる原因はもちろん上司や先輩にもあるかもしれませんが、自分の上司や先輩への見方をもう一度確かめてみる必要があるかもしれません。
会社の上司は自分にとって人材や業務の面で管理責任者であり、これだけでも敬意を払うべき対象です。また先輩に関しても役職についていなかったとしても、自分よりも職務の経験や実績を積んでいるゆえに、やはり敬意を持って接しなければならない存在です。
こうした人たちは、仕事の面で経験も実績もない自分に仕事を割り当てて信頼を示してくれているという意識を持つことはとても大切なことです。いつも学ぶ気持ちを持って上司や先輩に接しているのであれば、性格や個性の不一致という問題はそれほど大きな障害にはならないでしょう。
このような謙虚な気持ちを持っているなら、上司や先輩もさらに信頼してくれ仕事についても教えてくれるようになります。まずは仕事があまりできないにも関わらず自分のプライドだけ高くなっていないか、敬意や謙虚さを示しているかを自分に問尋ねるようにしましょう。
上司や先輩からの信頼を勝ち得るためには
仕事に対する取組み方は上司や先輩からの信頼感に大きく影響してきます。名前を呼ばれても返事をしない、仕事について教えてくれているのにメモも取らない、仕事の進捗状況を報告せず納期に遅れる、こうした傾向があるなら永遠に上司からの信頼を得ることはできません。上司が注目している所はどんな所になるでしょうか?
名前を呼んだらすぐに返事をして反応するか、どんな事があっても冷静さを保っているか、話しを聞いている時の態度がどうか、口の聞き方はどうか、報告連絡相談をきちんと行っているか、組織の中の上下関係を認めているかという点に上司は注目しています。
自分の仕事への取組み方次第で上司や先輩からの信頼は勝ち得ることができるものです。逆にいうと、どんなに結果を出していたとしても、上下関係をないがしろにしたり、言葉遣いが出来ていなかったり、感情的になる癖があるなら信頼をされることはありません。
取引先では上司や先輩のサポート役に徹する
積極性があるといろいろな仕事にも挑戦したくなるものです。こうした積極性は決して悪いものではありませんが、時と場合を考えなければなりません。例えば取引先に上司や先輩と一緒に出かけたとします。
きっと取引先へのプレゼンなどについて、自分なりに準備してきたこともあることでしょう。しかし、このような時でも上司や先輩に信頼されるために、サポート役をしっかりと果たすようにしましょう。
上司よりも少し下がった位置を歩き、必要な荷物を全て持つようにして上司が取引先との交渉に集中できるようにします。
さらに取引先とあいさつする時も必ず上司や先輩に先に行ってもらうことによっても敬意を示すことができます。
そして実際の商談を行っている時には、準備してきた資料を配ったり、取引先の言ったコメントを控えたりすることで上司の商談をサポートします。そして上司が発言を許可してくれるのであれば、準備してきた内容を積極的に話すこともできます。
このように上司や先輩の商談が成功するようにあらゆるサポートを行なうなら、自然と上司や先輩からの信頼を受けるようになり、いずれ大きな仕事を安心して任せてくれるようになります。