社会人にとって仕事は大事。
しかし、その仕事で成果を出すためには、私生活もおろそかにしてはいけません。
オンとオフの両方があってこそ、社会人として成長することができると思っておきましょう。
社会人にとってのオフの時間の重要性、そして、どのようにオンとオフを切り替えていけばいいのかを見ていきたいと思います。
仕事の効率を上げる「オフの時間」
オフの時間は確かに仕事をしていないかもしれませんが、この時間が実は仕事の効率を上げています。常に仕事モードでは精神も肉体も疲れてしまい、それによって仕事の効率に悪影響が出てくるのは当たり前。人によっては体調を崩し、休職や退職を余儀なくされてしまうことでしょう。
忙しい時こそ、オフの時間を大切にし、仕事に集中するためのエネルギーを蓄えておく必要があるのです。
オンとオフのスイッチを決めておこう
オフの時間を大切にするためには、オンとオフを上手に、そしてキッパリと切り替えることが重要です。自分にとってのオンとオフの切り替えのスイッチ、これを定めておきましょう。例えば服装。普段スーツで仕事をしている人は、「スーツを着ている時はオン」、「スーツを脱いだらオフ」といったスイッチを作ることができると思います。
この時、「スーツを脱いだら仕事のことは一切考えない」と決めておくことで、よりこのスイッチの意味を増すことができるはずです。
私服で仕事をする人であっても、仕事用の服装とプライベート用の服装を分けることで、このスイッチを作り出すことが可能。あるいは、靴やアクセサリー、バッグ、髪型などでオンとオフを切り替えてもいいでしょう。
これはオン?それともオフ?
社会人になると、「これはオンなのか、それともオフなのか」と、よくわからない状況も出てきます。
- ・会社の上司との飲み会や食事会
・社員旅行や社内でのレクリエーション
・取引先の人との食事会や飲み会
・休日に先輩や上司などに誘われる
上に挙げたような例は、基本的にはオン、つまり仕事であるという意識を持っておくといでしょう。ただし、社員旅行やレクリエーション、休日の先輩や上司からのお誘いに関しては、楽しむことを意識することが大事。
仕事ではありますが、楽しまなければ印象も悪くなってしまいます。これでは今後の仕事にも悪影響を及ぼしてしまいます。気持ちはオン、雰囲気はオフ、このように対応することで、上手に乗り切ることができるでしょう。
忙し過ぎる時に意識したいこととは
「忙し過ぎてオフの時間なんて取れない!」と嘆く人は、愚痴る前に現状を見直す努力をしてみましょう。
- ・仕事の計画性に問題や間違いはないか
・効率性の高い仕事の仕方をしているか
・集中力を持って仕事に臨めているか
・他の人にお願いできる仕事はないか
こうしたことを見直してみると、案外「ダメな仕事の仕方」をしていることに気がつくかもしれません。もし改善できればオフの時間が持てるほどの余裕を手に入れることができるでしょう。
仕事場に私生活を持ち込まないこと
オンとオフを明確に分けるためには、仕事場では仕事のみに集中することが重要です。社内に恋人がいたとしても、仕事中はそうした意識を一切持たないこと。また、休日後の出勤であっても、私生活の楽しかった出来事などを社内で過剰に話したりしないこと。メンタル面での切り替えが重要です。
こうした切り替えが仕事も私生活も充実させると考え、オンとオフの区別をしっかりと行えるような社会人を目指してみましょう。