年末の会社イベント納会とは?司会や余興をする時のポイント

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会社で働いていると、節目でイベントが開催されることがあります。年末のイベントとして「納会」を行う企業も多くありますが、納会とはどのようなイベントなのでしょうか?忘年会との違いはあるのでしょうか?

納会と忘年会の違い、司会や出し物をたのまれた時はどうすれば良いのかを紹介します。

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納会とは?忘年会との違い

会社で行われる年末のイベントと言えば、忘年会が思い浮かびますが、それとは別に納会があります。一見同じようですが、いったい何が違うのでしょうか?

両方とも、「締めくくり」という意味で、1つの期(シーズン)が終わった時などにおこなわれるものです。

忘年会は、その名の通り、1年の苦労を忘れよう!ということで年末に開催するのが一般的です。上司も部下も関係なく無礼講で、中には朝まで飲むという会社もあるのではないでしょうか。

納会は打ち上げのようなもので、期末や株主総会が終了した月に行われることも多く、1年の中でいつ開催するという決まりは特にありません。業種や企業によってそれぞれ開催時期が異なります。

また、仕事納めの最終日に、社内などで仕事終わりに軽く挨拶や乾杯をするという程度で済ませる会社もあるなど、業務の延長線上にあるという点も忘年会と異なるところです。

納会については、社内で行うことが多いため、司会や準備を自分たちでしなくてはいけません。中には、別に場所を借りて大々的に開催する企業もあります。

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司会を頼まれたらどうする?

納会で司会を頼まれた場合、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。納会では、企業の上層部がスピーチをすることもあるので、司会進行は重要な役割となります。

長年務めている、中堅の社員に任されることが多く、新人社員が納会の司会進行を行うことは稀です。会社によっては、中堅社員と新人社員がペアとなり、司会をすることもあります。

納会の司会として主な役割は、参加者へのあいさつ、そしてプログラムの時間を確認することの2つです。挨拶は、あまり難しく考える必要はなく、納会が滞りなく進むように、場を和ませながら、次に何が行われるのかを、参加している人達に伝えます。

納会が始まる時や、終了の時間に招集する役割や、挨拶や進行をする一方で、会の途中に何かあればその都度アナウンスをします。

もうひとつ、司会の重要な役目が、納会のタイムスケジュールを管理することです。役員などの挨拶もあるので、時間をしっかりと確認する必要があります。プログラムと時間は、決められていますので、それに合うように進行していきます。もし話が長く、時間が大幅に遅れてしまいそうな場合には、時間の調整も必要になります。

会場を借りて行う場合は特に、タイムスケジュールの管理が重要になってきます。納会のプログラムは会社によっても様々ですが、一般的に下記のような流れで行われます。

・開会の挨拶
・役員、社長、部長の挨拶
・乾杯の挨拶
・酒宴
・一年間の事業の振り返り、優秀者発表など
・余興
・開会のあいさつ

プログラムの内容と開始時間、だいたいの所要時間などは、頭に入れておくようにすると、スムーズに司会進行ができます。

納会を盛り上げるためのおすすめの出し物とは?

納会では、余興として出し物をすることもあり、若い社員や新入社員が頼まれることがほとんどです。どんなことをすれば良いのか迷ってしまいますが、おすすめの出し物をいくつか紹介します。

・流行もの
その時に流行しているものなら、皆が知っているのでやりやすいはずです。人気の歌を振りつきで歌う、流行の芸人のネタをする、トレンドとなっている有名人のマネをする、など誰もが知っているものを披露すれば、間違いないでしょう。

・身内ネタ
会社の納会では、身近な社内のネタでも盛り上がります。上司のものまねや、仕事・会社でのあるある、会社で起きたニュースなど、社内の人だからこそ知っていることを披露します。もちろん、納会が終わった後に、人間関係が悪くなってしまうような、悪口やバカにしたものは避けましょう。相手に不快感を与えないことが重要です。その場にいる全員が、楽しめるようなものになるように気をつけましょう。

・ゲーム
全員で楽しめるようなゲームをするのもおすすめです。定番ですが、ビンゴゲームやじゃんけん大会などは、ルールも簡単で誰でも知っているので、盛り上がります。景品があると、さらに楽しくなります。会社の納会だからと難しく考える必要はなく、定番のシンプルなゲームで充分です。

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まとめ

会社イベントである「納会」は、忘年会と内容は似ていますが、行われる時期は会社によって様々です。社内で開催することが多く、事前準備も必要です。

司会や余興を担当することになったら、その場にいる参加者が楽しめるように努めましょう。司会進行を担当する場合は、タイムスケジュールの管理にも気を配り、終了時間には閉会できるようにすることが大切です。