立食パーティーのマナーを知ってビジネスに役立てよう

立食パーティーには、立食パーティーならではのルールがあります。当然マナーもあり、それを知らなければ仕事にも支障を来すかもしれません。ここでルールやマナーを知り、当たり前のように振る舞えるようにしておきましょう。

仕事や出会いを広げる立食パーティー

会社がらみの立食パーティーの目的は、仕事をうまく運ぶことや出会いの輪を広げることです。決して美味しい食べ物を口に入れることが目的ではありません。個人的に呼ばれたパーティーであっても、そこで仕事に繋がるような出会いを作るよう心がけましょう。

出会いを広げるためには、さまざまな人と接することも重要です。同じ人同士でずっと固まらないよう、知らない人にも自ら声をかけるようにしてください。

グラスとお皿は片手で持つのがマナー

慣れないと少々難しいかもしれませんが、立食パーティーではグラスやお皿は片手で持つのがマナーであり、食べる時に使用しているフォークも片手で持てるようにしておかなければいけません。グラス、お皿、フォークの3点を片手で持てるよう練習しておきましょう。

グラスはお皿の端に乗せ、支えます。同じ方の手でフォークを持ちますが、位置はお皿の下。フォークの先は自分の方を向くように持ちましょう。

こうした形で持つことができるよう、お皿いっぱいには料理をのせず、また、フォークの先端が汚れた状態にならないよう、常に気をつけておく必要があります。

拍手をする時や名刺交換など両手が必要な時には、グラスやお皿はテーブルへ。
自分のグラスなどを見失わないように気をつけてください。

料理に関する注意ポイントとマナー

立食パーティーは、立ちながら食事をする場です。
食べることに集中していると歩く人など周囲の邪魔になるので注意しましょう。

自由に料理を取ることができるスタイルであっても、他の人に料理を頼んだりしないこと。頼まれた時には新たなお皿に料理を盛り、それを渡してください。

食べられるだけの量を盛ることは当然のマナー。
また、味や温度が極端に異なるものは同じお皿にのせずに、一方を食べ終わってから取りに行きましょう。

立食パーティーは多くの人が歩き、また、立ち止まります。
ドアの近くや配膳台などに長時間立ち止まることがないようにしてください。

振る舞いも全て見られていると心得よ

多くの人が、その場で交流を持とう、あるいは人脈を広げようとします。そのため常に目を光らせ、そのタイミングやチャンスをうかがっているのです。その場に相応しくない振る舞いをすれば、それが目につき、印象が悪くなってしまうでしょう。1人で長時間過ごして誰とも話さなかったり、食べたり飲んだりしかしていなかったり、携帯電話を見ていたりなどは、まさにその場に相応しくない振る舞いです。自ら誰かに話しかける、会話を楽しむ、1人の世界に入らない、トイレに頻繁に行かないなどを心がけ、誰に見られても恥ずかしくない姿を保つようにしてください。

部屋の隅や出入り口付近に椅子が用意されているかもしれませんが、基本は座らないこと。座ったとしても数分程度にしておきましょう。
椅子に私物を置いてその場を離れるなどの行為は絶対にやってはいけません。

女性が意識しておきたい持ち物

女性は服装や持ち物にも気を使いたいところ。片手で持てる、あるいは腕にかけられる小さめのサイズのバッグを用意し、貴重品やハンカチなどをそれに入れ、立食パーティーに参加してください。そのほかの大きな荷物などは、会場に入る前にクロークなどに預ければOK。握手や拍手、名刺交換がスムーズにできるような状態を常に保てるようにしておきましょう。