お祝いの席で受付などをすることになったら?

社会人になると、友人や知人、同僚などが結婚し、その式や披露宴に関係者側として関わる機会も増えてくるでしょう。

もし受付を頼まれたら、どのような心構えと準備で臨めばいいのでしょうか。
また、どのように振る舞えばいいのでしょうか。

知らずに恥をかく前に、ここで一通りの流れと、強く意識したいことを学んでおきましょう。

会場入りから式に列席するまで

まずは、式の全体的な流れを見ていきます。

会場に入ります

関係者なわけですからできるだけ早めに会場に入り、準備を整えておかなければいけません。また、会場に入ったらまず新郎新婦をはじめ、その両親などにもお祝いの言葉を交えながら挨拶を済ませておきましょう。

会場内のチェック

トイレや控え室、タバコが吸える場所など、会場内を事前に確認しておくこと。これは、受付で来賓者に尋ねられた時に戸惑うことなく答えられるようにしておくために必要な準備です。

併せて、身だしなみなども入念にチェックしておきましょう。

名簿やその他用具を確認

名簿が用意されているはずなので、その内容も確認しておきましょう。
同時に、筆記具やご祝儀を入れておく盆など必要な物も確認をし、所定の位置に整えておいてください。

受付開始

来賓者が訪れたらお礼を伝え、記帳してもらいましょう。
ご祝儀袋の受け取りも丁寧に行い、必要な案内を行ってください。

受付終了

受付が済んだら、名簿や盆、ご祝儀などを片付けます。
特にご祝儀の扱いには十分に注意しましょう。

自らも会場へ

受付に不備や問題がないことが確認できたら、自らも会場へ入ります。

心がけるのは笑顔と積極的な声かけ

お祝いの席ですから、常に笑顔でいることを心がけてください。
中には癖のある方も来るかもしれません。それでも笑顔を崩さないことは徹底しておく必要があります。

また、積極的な声かけも受付の重要な役割。

例えば、遠方から来ることがあらかじめわかっているのであれば、その人に対し、「わざわざありがとうございます」などと声をかけておきたいところ。

もちろん、受付時には全ての人にお礼を伝え、署名などに関しても丁寧に説明しましょう。

困っている人を見かけたら積極的に声をかけ、スムーズに受付が進むように配慮してください。

違和感があっても顔や態度に出さないこと

披露宴などの受付をしていると、しばしば受付でご祝儀を出さない人に出くわすことがあります。

違和感を持つかもしれませんが、それを顔や態度に出さないようにしてください。
記帳してもらったら、そのまま案内しましょう。

ご祝儀を事前に直接渡しているケースも少なくはありません。

名簿に載っていない人であれば別の対応が必要ですが、名簿に名前があり他に違和感がないようであれば、そのまま通すようにしましょう。

祝辞や余興などに関するポイント

受付のみならず、祝辞や余興などを依頼されることもあるかもしれません。

祝辞に関しては、あまり堅いものにはせず、明るく楽しい雰囲気で話すことが大切。
特に若い人の祝辞にはそのようなものが求められます。

ただ、「ますます」や「いろいろ」といった、同じ言葉を2度繰り返したりなどは、お祝いの席ではNGとされているので使わないようにしてください。

その他にも忌み言葉とされるものは多々ありますから、スピーチの内容を考えたら丁寧にチェックをし、列席している年配の方を不快にさせないような内容に仕上げてお
きましょう。

余興に関しては、下品なノリにならなければOK。
ただ、さまざまな年齢層や立場の人が会場にはいるはずなので、そうしたことも配慮した上で企画しましょう。