ビジネスシーンにおいては、面識の無い者同士を引き会わせる役目を担う場合があります。気持ちよく仕事を進める為にも人物紹介の際のマナーを身につけてください。
面識の無い者同士を引き合わせる際は、紹介する順番に注意する必要があります。名刺交換は、目上の人を優先しますが、紹介の際は、身近な人間を先に紹介します。また、自社の人間とお客様を引き合わせる際は、自社の人間を先に紹介します。取引先同士を引き合わせる際は、より密接につきあっている方を先に紹介します。どちらとも同等のつきあいをしている場合は、肩書き、年齢などを比較した上で、目下の方から先に紹介します。
面識の無い者同士を引き合わせる際は、両者の紹介だけをするのではなく、紹介するに至った経緯を説明したり、両者が親睦を深める事ができる様に間に立つ事が必要です。また、面識の無い者同士を会わせる際は、事前に両者に断りをいれておく事をお奨めします。
人物紹介時の心得
引き合わせるに至った理由を告げる
面識の無い者同士を引き合わせる際は、まず、同席して貰った理由について説明してください。紹介して貰う事により生じるメリットを両者が理解する事で、自然と会話がすすむ事になります。
中座は避ける
面識の無い者同士だけでは、コミュニケーションが難しい場合もあります。コミュニケーションを成立させる為にも、できるだけ中座は避けてください。
会話の内容に気を配る
両者のどちらに対しても、触れられたくない事に会話が及ばないように気を配ってください。
会話のポイント
両者について、互いに興味を示しそうな仕事のうえでのエピソードを紹介すると、会話のとっかかりとなりやすいです。お互いに信頼感を感じる事ができる様なエピソードを予め準備しておく事をお奨めします。
紹介を依頼された場合の手順
①相手に連絡をとります
電話などで連絡し、紹介を頼まれた旨を相手に伝え、紹介の可否を確認します。
②承諾された場合は、日取りなどを決める
③両者を引き合わせる際は、紹介を依頼された方から順に紹介する
紹介を依頼された場合は、必ず、紹介を引き受けて大丈夫かどうか考えてから引き受けてください。紹介される側にとっては迷惑な場合も考えられますので、安易に請負ことはおやめください。
また、紹介を断られた場合は、依頼者にその旨を連絡する必要があります。柔らかく伝わる理由を添えてお伝えください。