スーツやシャツを日頃からケアする事もマナー

ビジネスシーンにおいてスーツは制服とも言えます。
つまり社内において、また取引のある会社ではすべての方が自分のスーツを見ているということになります。

ですからスーツをきちんとケアしているかどうかは、社会人にとってとても重要な事になります。

シワのないシャツはビジネスマンのマナー

最初にシャツを着る時にはのりが付いているので、シワのないビシっとした状態になっています。しかし一度でも着用すればシワがついてしまうため、ワイシャツはきちんとケアしておかなければなりません。

仮に自分の職場にシャツがシワシワになってしまっている方が商談に来たら、どのように感じるでしょうか?

シャツのケアは毎日のアイロンがけです。言葉遣い、振る舞い、メールの送り方などビジネスシーンでは多くのマナーがありますが、シャツのアイロンがけもこのマナーの一部と考える事ができるでしょう。

つまり社会人として身につけなければいけないスキルということです。
では、シャツのアイロンがけについてご紹介しましょう。

アイロンがけの基本はシャツのパーツから順に行なっていきます。
つまり全体から手を付けるのではなく、小さなパーツから始めるということです。

襟⇒袖口⇒袖⇒シャツの前面⇒シャツの背面という順番でアイロンをかけていくのが、最もオーソドックスなスタイルになります。

襟のアイロンは基本的に襟元から中心に向かってかけていきます。
袖口も同じで左右から中心に向かってかけます。

袖のアイロンがけの基本は袖口から上へ、体側から外側へという方向で行なうことです。

シャツの前面のアイロンがけは外側から内側に向かって行い、ボタン部分はボタンを守るためシャツ表面ではなく裏側からアイロンがけを行います。

シャツの背面は肩側つまり上から下に向かってアイロンを動かすとキレイにシワが伸びます。

ワイシャツは服の中で一番汚れやすいもので、汚れも目立ってしまうものなので、「のり」を使ってアイロンがけができるようにしましょう。

のりの付いているシャツは汚れが付きにくい状態になるため、シャツを長持ちさせるには必要な技術です。

見た目や耐久性をUPさせるスーツのケア

スーツの特徴は、長く着ていると既製品であっても体に馴染んでいくようになるということです。

つまりスーツは長く着られるようにケアする必要があるということです。

しかし、ここで言うケアとは毎回着用をした後にクリーニングに出さなければいけないという事ではありません。

スーツは着用のペースを守る必要があり、そのペースは1回着用した後は2日休ませるというものです。
つまりスーツをきちんとケアするためにはスーツは最低3着必要ということです。

そして着用後には必ずブラッシングを行なうことも、スーツを長持ちさせるためには重要なので、スーツ専用のしっかりしたブラシを購入しましょう。

毎回着用後には、スーツを厚みのあるハンガーにかけた状態でブラッシングを行なっていきます。

スーツに付いている埃や汚れを取るため、スーツの下部から上部に向かってブラッシングしていきます。

ブラッシングを数回行なった状態でスーツを確認すると、などが表面に出てきていますので、最後にブラシを上部から下部に向かって埃を落とすようなイメージでかけていきます。

その後、スーツは太陽光の当たらない、風通しの良い場所に干しておくことで臭いや汚れが取れていきます。

汚れが付いてしまった場合はすぐに処理

スーツやシャツは毎日のように着用するものなので、どうしても汚れてしまうものです。

特に、事をしている時にスーツを汚してしまう方も少なくありません。

スーツが食事によって汚れてしまった場合、すぐに汚れを取るためにぬるま湯と乾いたタオルを準備しましょう。

まず汚れの付いているスーツの裏側に乾いたタオルをセットし、その上からぬるま湯を浸したもう1つのタオルでシミの部分を「トントン」と叩くようにします。

こうすると、スーツに付いていた汚れやシミが裏にあるタオルに移っていきますので、スーツからヨゴレが取れていきます。

このタイミングは早ければ早いほど良いので、ヨゴレが付いたらすぐに行いましょう。

日頃からスーツを大切に扱い、良い状態に維持することもビジネスマナーの一環です。

スーツは定期的にクリーニングに出そう

スーツの毎日のケアは大切ですが、日々汚れは蓄積していくので定期的にクリーニングに出すことも必要です。

では、どのくらいの頻度で出したらいいかというと「冬物のスーツは1シーズンに1回」「夏物のスーツは2週間に1回程度」と言われています。

スーツは洗うほど、型くずれや色落ちなどで劣化してしまいます。そのため、クリーニングに頻繁に出す必要はありません。
冬物のスーツなら、季節が変わって夏物に衣替えするタイミングで一度クリーニングに出し、秋頃まで保管するのが良いでしょう。

汗をかく夏は、2週間に1回を目安にクリーニングへ。外回りなどでたくさん汗をかくという人はもう少し回数を増やしてもいいですね。逆にデスクワークであまり汗をかかない人なら、回数を減らしても問題ありません。

スーツを長持ちさせるには、自宅のケアだけでは限界があります。プロのクリーニングでしっかりとキレイにしてもらいましょう。

でも「スーツをクリーニングに出さなくては」と思っていても、忙しくてクリーニング店に行けないという人もいますよね。

そういう場合に便利なのが「宅配クリーニング」。

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