新卒で入社した会社が、日曜定休でサービス残業の会社でした。
職場環境は非常に良く、風通しが良くアットホームで心地よい環境ではあったのですが、休日が少ない分友人との遊ぶ時間が少なく、毎日残業なので飲み会もあまり参加できませんでした。
第二新卒をつかえるうちに使うこと
転職を意識し始めたのは、入社3年目に入ろうとする少し前です。
25歳、つまりは第二新卒として名乗れる最後の歳なので、スキルがなくても違う業界に挑戦しやすいタイミングだと思い始めました。
私は女性で事務職希望でしたが、事務職は枠自体が少なくスキルを求められることが多いので、
「第二新卒」と名乗れる間までに転職しようと決意しました。
転職活動では「完全週休二日」と「残業手当」を重視して企業探しをしました。
残業があるのは構わないのですが、自分の時間が少なくなるのにその分のお金が発生しないことに不満を感じていました。
「もしも残業代が出ていたら、どのくらい給料が違っていたのだろうか?」と試しに計算してみたら、計算しなきゃよかったと後悔したくらいです。
現在の転職先は、完全週休二日・残業手当有に加え、当初特に条件に入っていなかった有給消化もあります。
これぞホワイト企業!有給も気軽に使える環境
前職では有給は体調不良と退職前の時くらいにしか使用したことがなかったので、転職先に入社してからもあまり使っていなかったのですが、上司から「遠慮なく有給は使ってね」「休みたい時は好きな時に休んでいいからね」と言われ、これがホワイト企業というものなのかと少し感動しました。
今までの休みの時間に対する感覚が一気に覆され、「休日は1日しかないから効率よく過ごそう」と時間を気にしながら過ごしていましたが、
土日休みになり、定時で上がれる職場になったので、休日も平日も時間に追われる感覚がなくなり嬉しかったです。
私はブラック企業からホワイト企業へ転職をしましたが、転職をする際に気をつけたことは「マイナスな感情を表に出さない」です。
面接の際に必ず聞かれたのは、「どうして転職しようと思ったのですか」です。
私の本来の転職の理由は、「休日の少なさ、残業の多さによる自分の時間が確保できないこと」から来ていますが、
「今のうちに新しいことに挑戦をし、もっと活躍できるようになりたい」と向上心と挑戦心をアピールしました。
労働環境がいいから、定時に上がれるから、残業代が出るから、と時間とお金が欲しいということは表に出さないようにしました。
営業職であれば「お金を稼ぎたいから」と正直に話してもいいですが、事務職の場合は職場環境の調和と「社員のために行動する」ことが仕事なので、自分の欲は隠すように気を付けていました。
ホワイト企業へ憧れている方、ブラック企業に勤めながらの就職活動はスケジュール調整が大変なものもありますが、「転職活動の時間がないから」と諦めずに転職活動を地道に続けてください。
また、面接をする際は、疲れた表情にならないように明るくハキハキと受けることをお勧めします。
転職活動の理由や企業を選んだ理由は人によって様々なので、どんな理由を企業へ伝えるかは自由だと思いますが、
面接官への第一印象を大切にしながら転職活動を進めてください。
転職活動を進めていくにつれて選考落ちすることもあるかと思います。
仕事の疲れに選考落ちの連絡が来た時は気持ちが沈んでしまうかもしれませんが、ホワイト企業は探せばいくらでもあります。
また、ホワイト企業は大手企業だけでなく中小企業にもあるので、会社の規模にとらわれずに満遍なくじっくり探してみてください。
なかなか決まらなかったら一旦転職活動を休止して、また頑張れそうになったら開始するなど自分のメンタルコントロールも重要になります。
早く今の環境から脱出したいという気持ちで焦ってしまうかもしれませんが、焦らずに転職活動をしてください。