女性の営業職として入社。求人票の内容はウソばっかり!

25歳の女性です。
入社した会社は新卒で入社したため、学校に届いた求人票をチェックして学生相手の企業説明会に参加しエントリーシートを書き、面接と筆記試験の末に内定をいただき入社しました。

求人内容と面接時だけいいことばっかり言う企業

面接のときには「期待しているからね」、「君みたいな子が欲しかった」なんて褒められることが多くて驚いてしまいました。

きっちりとした面接ではなく、どちらかと言えばアットホームな優しい雰囲気で面接が進んでいったので「もしかしたらとても良い会社なのかもしれない」と感じる程でした。

ですが、入社してみるとそんな優しい雰囲気は一切ありませんでした。
営業職なので成績も個人戦となり、新人だったとしても売れれば嫌味を言われることが多かったです。

「対して知識もないくせに」、「どうせ親戚か何かだろう」、「あんな営業から買うなんて信じられない」なんて酷いことを言われたことも多かったです。

入社してすぐは何故そんなことを言われないといけないのかと泣いてばかりでした。
何せまだまだ営業職は男性がほとんどでしたので、女性の営業は下に見られてばかりだったのです。

成績が良くなればセクハラと理不尽すぎる・・・

なので少しでも成績が良いと「色目を使っているのではないか」とセクハラ発言をされることも多かったです。
最も酷いなと感じたのはバストサイズを聞かれたことでした。

何でそんなことを聞くのかと質問したところ「男性営業の中でお前のバストサイズは賭けているから、正解が分からないから早く答えろ」と悪気もなく言われたのです。

何度断ってもしつこく聞いてきましたし、挙句の果てには怒っているような口調でまくしたててくるので嘘のバストサイズを伝えました。

すると嬉しそうに事務所に戻っていき「〇カップは誰が賭けていたか」という声が聞こえてきました。
悔しくて隠れて泣いてしまったことを覚えていますね。

面接の時に優しかったのは私だけでなく、とにかく人材が欲しかったからなのではないかと思いました。

確かに年齢が近い先輩はほとんどいませんし、もしかすると離職率がとても高い会社なのではないかと思いました。
求人を見ると「離職率が低く、社員同士が仲が良い」とアピールされていたので、入社してから見ると「嘘ばっかりだな」と感じてしまいました。
その他にも、「残業時間は月4時間程」と記載をされていたのですが、実際はそんなに少なくありません。

正しくは「残業時間として認めるのは月4時間」です。
週に1回1時間程度の会議がありますから、その会議の時間だけしか残業時間には換算されないのです。

その他にも早出をして掃除をしていたり、毎日外回りをして3時間残業をしていた頑張りもただの「サービス残業」です。
合計すると月80時間程度働いていたのではないでしょうか。

それが4時間しか認められませんので、立派なブラック企業だと思います。
毎日続くセクハラとパワハラ、いじめや労働に疲れてしまった私は「もうこんな会社にいたくない」と思い退職希望を伝えました。

支店長に言ったところで何もしてくれないのは分かっていたので、人事担当の方に直接伝えましたね。
その時に今まであった酷いことは全て伝えました。

会社としてもその事実を隠したいらしく、残っていた有給をそのまま消化する形ですぐに退職をすることができました。
今ではハローワークを利用して全く業種の違う事務職で働いています。

いじめもなければセクハラもパワハラもないので「もっと早く転職すれば良かった」なんて思ってしまいます。

求人を探す時には「良いことばかりを書いている会社は信用しない」ことが大切だと思いました。

良い会社なのであれば離職率も低いですから、そんなに頑張ってアピールしてまで求人を集める必要はありません。

求人を探す時には、実際に会社を見ることができる会社見学可能な会社の求人を探すのが良いかなと思います。