年収はダウンしたものの、人間らしい生活を取り戻すことができた

37才、男性サラリーマンです。
大手電機メーカーでソフトウェアの開発者として13年間、働いていました。

お金を取るか時間を取るか

ご存じの通り、ソフトウェア業界は月あたりの残業が、80時間~120時間くらいが常識で、私も入社1年目からバリバリ働いていました。

33才を過ぎたあたりから、たまに疲労によって下痢や蕁麻疹がでるようになり、転職を考えるようになりました。
私の周りの人間も、「転職するなら35才までだよね。」という考え方が一般的でした。

逆にその年齢を過ぎると、転職を口にする人は少なくなりました。
転職するなら、同じ職種しかないだろうと決めていました。

ですが、残業時間が短いところがいいと考えていたので、転職サイトや各社のホームページで、求職情報を探し周りました。

面接でも、残業時間については、さりげなく聞くことを心がけました。面接3社目にして、ほぼ希望通りの会社が見つかりましたので、そちらでお世話になることに決めました。34才の転職でした。

同じソフトウェア業界ですが、社員数500名くらいの中堅規模で創業29年目でしたので、まずまずの安定度だろうと判断しました。

面接では自分の希望をしっかり伝えること

年収は約20%ダウンしましたが、これは私が面接時に希望した金額通りでしたので、先方が、十分配慮してくれた結果だと思います。(入社後に知ったのですが、私の賃金は課長級の俸給ランクでした。)

残業時間は、月40時間を超えることがなくなり、身体への負担も少なく、とても満足しています。
蕁麻疹もほとんど出なくなりました。

前職では、だいたい1日16時間くらい拘束されていました(定時8時間、残業4時間、通勤4時間)が、今では、一日12時間くらいしか拘束されません(定時8時間、残業2時間、通勤2時間)ので、収入が20%しかダウンしなかった点は、むしろ十分な成果だと感じています。

私の職能等級は、前職も今の会社でも残業代のつかない等級でした。(いわゆる裁量性というもので管理職のように基本給プラス裁量手当のみの職能です。)

その為、収入のダウン分は、単純にその会社の俸給表の違いによるものでした。なにしろ前職は、創業20年以上、売り上げ2兆円以上という大企業でしたので、今から思えば基本給も賞与も破格でした。

私の経験から、転職先を探す場合は、給与や役職といった待遇面だけでなく、その会社の主力製品や社員構成などがとても重要だな、と感じています。

主力製品が自社開発なのか他社製品なのかによって、システムエンジニアの会社での拘束時間が大きく変わる場合がありますし、製品の開発環境がパソコンなのか、高価な専用機なのかによっても、デバッグ等に要する作業時間が大きく変わってきます。

主力製品が他社製品の場合、不具合が発生しても、自分では問題解決できません。

結局、修正が完了するまで時間がかかってしまいますし、不要な待機時間も地味に増えてしまいます。
また、開発環境がパソコンだと、いつでも開発・デバッグができるので、自分の大量で徹夜や休日出勤を減らすことが可能です。

一方、その会社の社員構成は、中途採用者が多いのかどうかも気にしていました。
私の考えでは、中途採用者がある程度いたほういが、組織が硬直的にならず、転職者でも自由に仕事ができると感じています。

但し、あまり退職者が多すぎる会社も問題ですので、その辺は、離職率を参考にするといいと思います。
また、最近では企業の口コミサイトもたくさんありますので、検討中の企業の口コミをチェックすることも忘れずに実施したほうがいいでしょう。

まあ、だいたい口コミサイトに投稿する人は、離職者が多いと思いますので、いいことは書かれていませんが、あまりに悪口ばかりの会社はやめたほうがいいと思います。

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