ワイシャツにこだわっていますか?スーツにこだわっておきながら、ワイシャツを適当に選んでいては、せっかくの高い意識も台無し。
ワイシャツにはさまざまな役割があり、それを知っていれば、きっとこだわらずにはいられないはず。
ここでワイシャツについて学び、誰に見られても恥ずかしくない格好を目指しましょう。
ワイシャツが本来持つ役割とは
ワイシャツはそもそもなぜ誕生したのか。
実はこれ、下着の役割を持っているんです。
汗などによってスーツを汚さない役割を担っており、このため、スーツよりも若干大きなサイズで着用するのがマナーとされているのです。
裏を返せば、ジャケットを脱いでワイシャツのみで過ごすというのは、下着で過ごしているのと同じこと。
これがいかに恥ずかしいことかは、もうわかると思います。
下着を毎日交換して清潔さを保つのと同じように、ワイシャツも常に清潔であるよう意識しながら扱うようにしましょう。
白いワイシャツは避けるべき?
白いワイシャツを着る人も多いと思います。
しかし、世界的に見れば、日常でここまで白いワイシャツを着るのは日本くらいのようです。
海外では、白いワイシャツは式典などかしこまった席で着用するものであり、会社勤めの人が日常でこれを着ることはほとんどありません。
それに倣って、白いワイシャツは避けてみてもいいのではないでしょうか。
特に、外資系企業との関係性が強い企業へ就職した場合には、白いワイシャツは避け、薄く色が付いているものを選択するのが無難。
柄はストライプ程度に抑えておくと、周囲の人に不快感を与えずに済みます。
襟の形とカフスで変わる印象
ワイシャツに必ずあるもの、襟。
これの形には幾つか種類があり、それによって印象が変わってきます。
レギュラーカラー
至って普通の形であり、多くのワイシャツで採用されています。
このタイプを着用して変な目で見られることは、まずありません。
ワイドカラー
レギュラーカラーと比較すると、襟がサイドに広がっている印象を与えます。
体の大きな人が着用するといいでしょう。
ロングポイントカラー
襟の広がりはレギュラーカラーと同様ですが、それよりも襟そのものが長いのが特徴です。首元がスマートに見え、細身に見せる効果があります。
ワイシャツの袖口を「カフス」と言いますが、ここでも印象が変わってくるでしょう。
シングル
オーソドックスなタイプであり、腕に巻き付けるような形で留まっているタイプの袖です。
ダブル
袖口が、手を合わせるような形で留められるようになっているタイプです。
フォーマルの場で着用されることが多いでしょう。
ワイシャツは何枚持っておくべき?
ワイシャツは、できるだけ多く持っておいてください。
最低でも1週間分(6~7枚)は持っておきましょう。
カラーバリエーションなども考慮して用意しておいてください。白を多めに持っている人が多いと思いますが、上でも説明したように、外資系企業との関係性が強いのであれば、白は1~2枚程度とし、あとは淡い色のついたものを持っておくといいでしょう。
具体的な色ですが、多くの人はブルー、ピンク、グレー、クリーム色、白地にストライプなどを用意しているようです。
袖口や襟あたりの汚れが気になってきたら替え時です。
誰かに不潔だと思われる前に、早めに買い換えましょう。
また、ワイシャツの下に着るシャツを用意する時には、柄や色が付いていないものを選び、汗を吸いやすい生地のものを選択するようにしてください。