kanrisha

入社5ヵ月目だけど限界!セクハラに誰も助けてくれず

転職を考え始めたのは、転職先の会社へ入社してから5ヶ月目のこと。
新卒で入社した会社は中小企業で、休日が少なかったので休みが欲しいと思い大手企業へ転職しました。
25歳、つまり第二新卒という立場を名乗れるのも残りわずかなので思い切って転職をしたのです。
また私は女性なのですが、転職前の職場は男性が多く、もう少し女性が多い環境で働きたかったというのもあります。

転職先に不満はなかったが、男性社員のセクハラが…

今の職場は最初は不満は一切ありませんでした。仕事を教えてくれた先輩が女性の方だったので、仕事面だけでなく体調不良の時も親身になってくれたので相談しやすかったです。

完全週休二日で残業が一切なく、労働環境も仕事内容も満足していましたが、人間関係に悩んでいました。悩み始めたのは入社してから3週間目のこと。とある男性社員の方からセクハラを受け始めました。

入社して間もない立場で反発する勇気もなく、女性の先輩に相談をしました。すぐに対策を練ってくれて一時的に改善はされ、数ヶ月が過ぎました。ところが、職場の中でチーム間異動があり、セクハラしてきた男性社員が私が所属しているチームに異動してきました。

業務上仕方がないと分かってはいたのですが、チームの席の配置で隣同士になってしまい、また軽いセクハラを受け始めました。席の配置が決定した時、上司からは遠まわしに「我慢してね」と言われてしまい正直納得いかなかったのですが、以前よりも頻度も低く、気にしなければ我慢できる程度だったのでそのまま業務を行っていました。

また、周りに相談しても改善するのは難しいのだろうと諦めていた部分もありました。しかし、隣同士になってから1ヶ月、徐々に近くにいるというのが耐えられなくなり会社に行けなくなりました。
1週間ほど休暇を頂いてからは症状がだいぶ改善されましたが、精神的にもまだ辛いものはあり、転職も視野に入れていました。現在は、医者から一旦休職をして気持ちを休めた方がいいと言われ会社を休んでいます。

中小企業から大手企業へ転職を考えている方へアドバイスしたいのは、大手企業だからといって必ずしもいいとは限らないということです。中小企業と比較すると労働条件や体制は整っていますが、人数が多い分様々な人がいます。私の職場はセクハラしてきた男性社員以外は優しい方ばかりで、会社に行けなくなり始めてから色んな方にサポートをしていただきました。

完全週休二日や福利厚生、体制が整っている方がいいですし、大手企業の方が安定しているので将来も安心できますが、転職してみて思ったのは、仕事をする上で職場の人間関係は重要だと思いました。人間関係は会社の規模で決まるわけではありませんが、人数が多い分受け付けられない人と出会う可能性が少し高まるというのは心の隅に置いておくといいと思います。

ただ、職場の人数が多く1人あたりの仕事量も多くないので、気持ちに余裕のある人が多い印象です。転職活動は人生の分岐点になります。労働条件や仕事内容は入社前になんとなく分かりますが、人間関係は入ってみないと分かりません。

もし職場の人間関係に不安がある場合(特にセクハラが心配な女性)は、職場の男女比率と年齢層、組織図(肩書きを持っている女性がいるか、男性ばかりが上に立っているのかなど)を確認した方がいいかと思います。

私のセクハラは、男性の上司が内容を軽く見ていた結果によるものです。(女性の先輩からも上司へ言ってくれたのですが、対応がありませんでした)女性社員の中に上に立つ人がいれば、状況をきちんと理解してもらえ対応してもらえたのだろうと思います。

転職をする、扱いは「中途社員」です。中途社員は新卒社員のように同期がいないので、同年代・同性など似た立場の人がいると働きやすいです。

30歳を目前に派遣社員から正社員に

男性で当時28歳でした。
転職理由としては、当時30歳を目前にし、派遣社員という立場から将来に不安を感じ正社員として雇用されることを目標に転職活動を始めました。

また、残業時間、休日出勤など長時間労働が多く、次の職場ではそれも改善しようと思い転職を決意しました。
面接時に年収についての交渉をされ、「どのぐらい欲しいですか?」との問いに今の年収と同程度は最低でも欲しいですと答えたのですが、確約はできないと言われ、少し下がるかもしれませんが努力はしてみますという回答でした。

年収は結果的には多少下がりました。
月の手取りでは大幅にダウンしましたが、年2回の賞与分を含めるとトントンよりは少し落ちました。
具体的な数字でいうと年収300万円から270万円程、約30万下がりました。

なぜ、下がってしまったのか。
それはやはり雇用形態と勤続年数だと思います。
今の日本の雇用形態として長期雇用が前提の給与方式になっていると思います。

派遣社員の時は勤務年数、スキルは本当に多少しか加味されず、入社当時からほぼ横ばいでした。
同会社に3年いたときに時給が10円程あがり、交通費が3,000円ほど追加になっただけでした。

代わりに、仕事時間=給与なので長時間作業をした分、給与には反映されているので長時間労働もやりがいはありました。

与えられた責任に対しては、まったくないという訳ではないですが、やはり正社員と比べると責任は限定的であり、失敗時に問われることも少なかったです。
ワリのイイ仕事と言えば言い方が悪いかもしれませんが、当時はそう感じていました。

なぜ、結果、年収がダウンしたにも関わらず正社員雇用で転職したかと言いますと、やはり将来のことが不安であったからです。
派遣社員としては上記にある通り、責任は限定的で軽く、労働基準法に基づいて働いた分だけの報酬を得られます。
更には入社当初からほぼ最大近くの収入が得られるのです。

これは大きなメリットでしたが、逆にいつ切られるかわからない。
雇用の不安定さというデメリットもありました。
雇用期間が限定的であったのです。

仕事があり、更新し続けて働けるうちはいいが、30を超え転職が難しくなってきたときに雇用契約が終了すると次に転職できる確率は圧倒的に少なくなります。
自分にとっての年齢という大きな武器が減っていくからです。

ということは、更に自分にとって悪条件を飲んで雇用契約を結ぶか、年収を大幅にダウンさせて雇用契約を結ぶかと、マイナスの面が大きくなると思い、年齢を武器にできる20代のうちに転職をしようと考え転職活動を始めました。

結果的には上記の通り年収は具体的数値で30万円程下がりましたが、雇用契約は基本的には切られない、終身雇用と言えます。
しかし、責任としては大幅に増え、派遣社員の時としてはなかったサービス残業まで増えたことにより、実質自給は半分以下になりました。

この職場で長期において結果をだし昇給等が増えれば結果派遣社員だった当時の年収を上回ることは可能でしょうが、数年かかると思われます。
こうした状況下で思ったのは、正社員=安心ではないということです。

派遣社員はわりのイイ仕事ですが、雇用の不安定さというデメリットがあるということは書きました。が、もうひとつメリットがあります。
それは副業を許されていることです。

正社員の場合、多くの企業が就業規則で副業を禁止しているところが多いと思います。
結果、収入の道としてはその一本に絞るしかなく、その道でコケてしまったり、劣悪な条件での勤務を強いられてしまうということが発生してしまいます。

なので、派遣社員として働き副業もはじめ収入の道を一本化せず複数化して雇用安定ではなく収入を安定させるということが重要だと私は思います。