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取引先との会食時のマナーを知っていますか?

人との付き合いを無視することができない社会人。
企業へ就職すれば、取引先をはじめ、あらゆる関係者と食事をする機会が出てくるはずです。

会食時のマナーなどは、回数を重ねるごとに徐々に身についていくものではありますが、何も知らないと恥をかくだけではなく、自分の勤める会社にも迷惑をかけることになるでしょう。

大きなトラブルに発展してしまう前に、どのようなことに意識をして取引先の人たちと会食するべきなのかを考えておいてください。

これから挙げるポイントなどが、その一助となれば幸いです。

会食場所のドレスコードをチェック

ドレスコードを設けている飲食店で会食を行うこともあるでしょう。
当然、そのお店のルールに従った格好で出向く必要があります。

事前に調べられるようであればチェックしておきましょう。

問題は、急遽セッティングされた会食の場合です。スーツで仕事をしている人は問題ないと思いますが、私服などで日々の業務を行っている人は、先方の指定した飲食店のドレスコードにそぐわない格好であることも考えられます。スーツやジャケットなどが用意できるようであれば、それを着用し飲食店に向かってください。もし急なお誘いで用意できないようであれば、その会食はお断りすることも検討しましょう。ドレスコードに見合わない格好で行けば、先方にも恥をかかせることになりかねません。それだけは避けるべきです。重要な会食であり、断るという選択肢がない場合は、飲食店に向かう途中でジャケットなどを購入し、最低限のドレスコードに引っかからないような格好をして向かいましょう。

スーツ専門店に行かなくても、今はジャケット程度であれば容易に手に入れることができます。
あるいは、誰かに借りるなどして用意してください。

急な誘いがあった場合、それを断ったとしても失礼にあたることはありません。

それよりも、指定された飲食店の雰囲気とはマッチしない服装で出向くことの方が失礼であると思っておくべきでしょう。

待つ場所はウェイティングルームか下座

指定されたお店に、指定された時刻よりも前に着いてしまうことがあるかもしれません。できれば近くで時間を潰し、指定された時刻の少し前に着くよう調整しましょう。先方が遅れている場合は、基本的にはお店の外で待つこと。

「先に着いたら入っていてください」などと言われていた時は店内に入っても構いませんが、ウェイティングルームがあるのであれば、そこで待ちましょう。もし、そうした場所がない場合は店員の案内に従い席につきますが、下座に座ることを忘れずに。間違っても上座で相手を待つことがないようにしましょう。

会食を自らがセッティングした場合には、必ず相手よりも先にお店に到着すること。仮に遅れるようであれば、「上座にご案内するように」とお店に伝えておくといいでしょう。

会食中のトイレに行くタイミング

トイレのタイミングというのは、失敗すると大変失礼な行為となります。十分注意してください。

まず、大事な話をしている時にはトイレに立たないこと、これだけは守りましょう。
我慢できなくならないよう、事前にトイレを済ませておかなければいけません。

相手が来る前に済ませておくのがベストですが、相手がすでにいるのであれば、最初の挨拶をした直後に席を外すようにしてください。

商談などが始まってしまったのであれば、それが一段落するまでは我慢するしかありません。

社会人が押さえておくべきビジネス文書の送り方と選び方

ビジネス文書に関するマナーやルールを知っておかなければ、必ず恥をかきます。
特に、社外の人とやりとりをする場合には要注意。

文書のやり取りに一つでもミスがあれば、会社のイメージを損ねることになるでしょう。
会社に損害を与えてしまう可能性もあるのです。

ここでは主に3つのツールを中心に、ビジネス文書に関して触れていきます。出す相手や目的、内容によって正しい選択をし、使い分けるようにしてください。

連絡手段や文書通信手段の種類

自分や企業の意思・考え方、あるいは計画や重要書類などを誰かに伝える時に使用する連絡手段や文書通信手段には、主に3つの種類が考えられます。

1つ目は、紙を使用した文書です。
手紙」と表現するとイメージしやすいでしょう。自らの手で紙に文書などを書く、もしくは紙に印刷をするなど方法はいくつかありますが、それを封筒に入れ、郵送やバイク便などで取引先企業等に送り届けます。

2つ目は、メール。今ではこれが主流になっていているかもしれません。パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットなどを使用してメールを送ることも可能となり、楽にビジネス文書を相手に届けることができるようになりました。

3つ目は、FAXです。今でもこの手段は多くの企業で用いられています。もちろん一昔前と比べると減ってはきていますが、まだまだ無くなることはないでしょう。

紙を使用した文書の特性やメリット・デメリット

紙を使用した文書は、ビジネス文書の中でも格が上。
つまり、非常にフォーマルです。

相手に伝わる印象も他の手段よりも強く、非常に丁寧であると受け取ってもらえるでしょう。

例えば、契約書や見積書、お礼状や詫び状などで、その格の高さを発揮します。

主に重要性の高い書類やビジネス文書などに利用可能なため、機密性を求めるケース、あるいは大切な相手とのやり取りには、この紙を使用した文書通信手段を選択するべきでしょう。

デメリットは、他の手段と比べて相手に届くのが遅いこと。バイク便などを利用すればすぐに届けられることもありますが、それでもメールやFAXには敵いません。

メールを用いた通信手段の特性やメリット・デメリット

パソコンで文字を打ち込むだけではなく、そこに画像なども添付して送ることができるメール。非常に利便性が高く、また、送信した瞬間に相手に届くというのが、最大の特徴です。

メールに添付できるファイルの容量も非常に増えてきているため、多くの画像や写真などを一緒に送付したい時には非常に便利。

また、メールを送られた相手も、自分のタイミングでそれをチェックできるので、この点でも優れていると言えそうです。

デメリットは、機密性の高い、あるいは公的な文書には使用できない点。
また、ウイルスによって相手に迷惑をかけるリスクも考えておかなければいけません。

送信した後に、それが相手に届いたかどうかの電話確認などは必須となるでしょう。

FAXを用いた通信手段の特性やメリット・デメリット

手書きでもプリントしたものでも、FAXを通すことで相手にそれを送ることができます。

すぐに資料等を送りたい時に適した手段であり、コンビニエンスストアなどからでもFAXを送信・受信することが可能な点で優れています。

デメリットは、メールほどの大量の画像などを送る、あるいは鮮明な写真画像などを送ることには向いていない点。

また、相手の企業の人間であれば、その内容を誰でもチェックできてしまうため、特定の人物に送りたい時にも、この手段は向いていないのかもしれません。

メールと同様に、相手に届いたかどうかの確認のための電話等は必須となります。