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離婚を機に転職を決意。どん底から這い上がった結果

離婚を機に転職

私が転職を考えたのは、離婚することが決まって女一人で生きていかなくてはいけなくなった、33歳の時です。

その時働いていた会社は、フルタイムの9時から17時までの勤務形態でお給料は単価が低く歩合制で、報酬アップは全く見込めませんでした。

これでは食べていけない、将来性もない、モチベーションも保てない、と思った私は、すぐに正直に離婚する事を上司に話し、このままでは生活ができないことを伝えます。会社としても私だけ単価を上げることはできず、退社の日取りはほどなく決まりました。

転職後、年収は144万円アップ

前々から行きたかった会社があり、転職先は決めていました。そこには、自分の能力をあげて試験を受け合格すれば、随時報酬アップする明確な報酬アップの制度があるのを知っていたのです。

HPで大まかには把握していましたが、面接を受けたときに報酬アップ制度の詳しい条件等を丁寧に説明してくれましたので、とても安心しました。何よりも生活していかなくてはいけない。それが一番気になるところでした。

採用が決まり、無給の研修期間が1ヶ月ありました。その間の生活費は離婚する旦那にお願いし、研修から帰ってきてからは本格的に一人暮らしになりました。

正直最初の月はお給料はダウンしました。前職で月額平均手取り18万円くらいでしたが、転職したての初任給は手取り15万円でした。このままいけば年収216万から180万円まで落ちてしまう。

ですが、私は全く焦りませんでした。もともと好きで選んだ会社です。経営理念にも共感し、報酬についてもきちんと納得していました。

私がこの会社にいて、不思議に思うことは今のところはほとんど無く、稼ぐことができなくなるとは思えなかったからです。

入社してこつこつと経験を重ね、先輩に教えてもらっては試験を受け合格していき、各種手当てもいただけるようになった結果、5年経った現在の年収は360万円です。

前職にくらべると、144万円アップしています。月額にすると手取りは30万円なので12万円アップです。独身の38歳女性の手取りと考えると、まずまずではないかと思います。ですが、実際は次々に辞めていく方も多いです。

転職の際にポイント

私の転職経験から言えることは、転職先を探す際、自分が絶対に譲れないところを明確にしておくことです。私の場合はお給料でした。

転職サイトや募集している会社のHPを見る時に、お給料は低いけれどやりがいがあってスキルを伸ばせます、等のことが書いてあっても一切ぶれることはありませんでした。

お給料アップが見込めるか、昇給制度はあるか、具体的に条件等はあるか、手当てはあるか。そこが第一優先事項でした。

そこで優先順位が曖昧だと、面接時にちょっと褒められたりするとその気になり、あっさりその会社にしてしまったりします。そして入社した後で、こんなはずではなかった、と思うのです。

そうならない為にも、しっかりと自分の中の優先順位を決めておくのが重要です。

あと次に重要に思うのが、経営理念に共感できるかどうかです。会社には経営理念というものがHPにだいたい掲載されています。

どういう信念を持って代表者が会社を経営しているか、そこで分かります。それに共感できるということは、入社して分からないことや不思議に思うことが出てきた場合、そこで乗り越えられるということです。

会社の方針を理解しているので、クレームやミスも不思議と少なくなります。逆に共感できないということは、結局会社に一方的に不満を持ち、辞めていくことになると思います。

意外と思われるかもしれませんが、経営理念への共感は、仕事を続けていく上ですごく重要です。

以上の2つを踏まえた上で転職すれば、成功できます。

営業職からWEBデザイナーへ転職

私は現在27歳の女性です。
社会人としては4年目になります。

残業の多さにうんざり…

新卒では営業職として働いて、営業の仕事が合わなかったため事務職へと転職をしましたがやりたいことが見つかり、現在はWEBデザイナーとして仕事をしています。

やっとやりたいことも見つかり、憧れでもあったWEBデザイナーへとなれたことが嬉しくて最初は一生懸命仕事をしていたのですがWEBの制作会社に入社して1年で会社を辞めたいと思うようになっていってしまいました。

辞めたい理由はWEBデザイナーとしての仕事をほとんどさせてもらえなかったことと、残業があまりにも多すぎたことにあります。

私がWEBデザイナーとして初めて入社した会社はまだ会社ができて3年目くらいのベンチャー企業でした。社員も30人くらいで小さな制作会社でしたが、WEBサイトの制作はもちろん、紙媒体の広告や、飲食店などのクライアントであればお店のコンセプト作りのお手伝い、そして自社のWEBマガジンまでやってました。私はとにかく現場での技術も身につけて早く一人前のデザイナーになりたかったのでこの会社の求人に応募して、見事採用されました。

もちろん残業が多いことと、最初はデザイナーというよりはコーディングや先輩デザイナーのアシスタントが主な業務であることは重々承知していましたし、これも試練だと思って最初は頑張っていました。

しかし半年経ってもデザインの仕事はもちろん、デザインを決める会議にも呼んでもらえずひたすらコーディングやサイトの細かな修正や更新などを任されていました。

そしてもっと酷かったのが残業の多さでした。面接の段階で残業が多いことは聞いていましたが想像を超える残業と、当初は聞いていなかった土日出勤をする日までありました。面接の段階では土日は完全休みで残業も多すぎないようにすると言っていたのに全く違う環境でした。私のように疑問を持って辞めた社員の分も働かなければいけず本当に辛い毎日でした。

知人の確かな情報を入手し転職

私は結局転職をすることでこの状況を改善しました。今回のことで転職サイトにも疑心暗鬼だった私はSNSやWEB関係の交流会で知り合った人たちに相談をして、本当にデザイナーとして働くことができる会社を紹介してもらうことにしました。

転職サイトに載っていないような会社の求人も紹介してもらい面接などもして色々な会社に出会うことができました。その中で私のスキルとポートフォリオを通して私のデザイン力を認めてくれた会社に見事内定をいただき、現在もこの会社で働いています。

転職した会社も残業は相変わらず多いですが、土日は完全休日ですし、残業だった分次の日は遅く出勤してもいいですし、何よりデザインの仕事をきちんとさせてもらえていることがいい点です。現在の会社はWEBサイト制作やアプリ制作が主な仕事ですがクライアントとのデザインについての会議にもしっかりと参加させてもらえます。毎日忙しくも充実した仕事ができています。

今回でわかったことは転職するときは何も転職サイトばかりに目をむけなくても良いということです。確かに転職サイトはたくさんの求人も載っています。しかし私のように求人の広告に載っていた体制とは異なる会社に入社してしまった人もきっといるはずです。

そうならないためにも実際にSNSや交流会などで生の声を聞いたり人づてで求人している会社を紹介してもらうのもいい会社に転職できる一つの手ではないかと思います。今はSNSで情報が入手できる時代です。

転職サイトだけではなく、色々なところから情報を得て自分にできるだけぴったりな会社選びをしましょう。そうすれば私のように入社してから悪いところに気づくこともなくなると思います。