kanrisha

ブラック企業に入社。体はボロボロに

32歳の女性です。
看護師として個人の小さなクリニックで勤務していました。
兎に角そこはブラック企業だと思います。

そこに就職したのは転職サイトで載っていた為応募しました。
求人広告とのギャップは給料の書き方でした。

求人票の給与はなんであいまい?

通常勤務でも月給45万円程もらえると記載ありました。
しかし、これらは夜勤を週に2回こなし、通常ならここで公休に加えて1日追加で休みになる所をアルバイト勤務した場合の給料でした。

確かに言われた通りに働くと月給45万円にはなります。
しかし、そこから税金を引かれて、体の酷使した状態を換算すると手取り35万円は妥当な値段でした。

朝も早くから出勤し器械の立ち上げ等を行い、残業は毎日の様にあります。
通常、朝早く出勤し器械立ち上げの場合は昼の15時には勤務時間が終了します。
当然ですが、その時間には帰宅できません。

暗黙の了解で日勤では19時まで働いていました。
その分給料には反映されますが、体はボロボロになり、一回でも遅刻すると皆勤手当が無くなります。

そうするとたちまち、1.5万円が無くなるのです。
酷い時にはタクシーに乗って出勤していました。

面接ではもう就職する呈で話しが進んで行きました。
その時は有難いと感じていましたが、それは向こうが他に就職しないようにする為だったのです。

面接の時はかなりフレンドリーでした。
大変ありがたかったのですが、パワハラをする部長が面接には関与せず、優しい主任の向こう側にパワハラの部長がいたのです。

それを知るのは就職してからです。
部長は自衛隊から看護師になった男性の40歳代半ばの人でした。

なぜか体育会系のクリニック・・・

スタッフを指導する時も大声を張り上げて、罵声を浴びせます。

ここは軍隊かなとも思ってしまうほどです。
部長は兎に角誰かに何かを教えるのが好きでした。

休憩時間もスタッフを捕まえては何故、自衛隊で空の方を選ばなかったのかという昔話しやどうでもいい様な話し手休憩時間を蝕んでいきます。

院長先生はどこからともなく、治験の依頼を受けてきては患者さんに上手に言って、治験対象にします。

治験をしても患者さんには何も見返りはありません。
しかし、院長先生には人数に応じて御礼のお金が振り込まれます。

その治験のデータ収集、患者さんを上手にまとめるのは看護スタッフ(部長を除く)の役割でした。

当然ですが、看護スタッフには治験を手伝ったからと言って給料に補填も何もありません。
勤務外にその作業をやらせても、実際の仕事には関係が無いとの理由で給料が出ません。

お金に汚い人ばっかり

いい所ばかり院長先生が取っていくのです。
自衛隊の様な部長、お金にシビアな院長、その2人がブラック企業を生み出す根源でした。
スタッフ間の仲はとても良く、助け合いながら仕事をしていました。

スタッフ間の仲が良かったからこそ、皆辞めずに続けていたのだと思います。
部長は年俸制でした。
ですので、時間になれば患者さんがどんなに急変を起こしていてもすたこらさっさと帰宅します。

他のスタッフにはなかなか有休を取らせてくれなかったのに、自分は自由に勤務をいじります。

院長先生に内緒で勝手に部長室を作りそこにパソコンを持ち込んで1日中引きこもっていました。

患者さんが1番沢山入る時間には下りて来ず、ある程度落ち着いた頃にホールにでてきては、スタッフの不備を叱責します。

院長先生とトラブルになれば人のせいにして逃げます。
一体この人は何をしているんだろうと思いました。

ようやく諸悪の根源が消えつつある・・・

最後には院長先生とクリニック内の備品を捨てろと言った、言ってないのやり取りが原因で辞職しました。
1人、ブラック企業を生み出す根源がいなくなってほっとしていました。

院長先生は相変わらず、ケチです。長年働いたスタッフが妊娠すると、離職に追い込みます。
産休までまだ日にちがあるのに、ボーナスを払いたくない事を理由にボーナス前に辞める様に諭します。

看護スタッフの給料も徐徐に減っています。理由は自宅を購入し借金があるから、との事です。
実はこの企業は1年中スタッフを募集しています。

1年の内に何人ものスタッフが入り(部長、給料の少ない事が原因で)辞めていきます。

入職しても部長が嫌だと思えば、他のスタッフと関係性を作る前に辞めてしまいます。
ですので、常に求人を募集している所です。

やはりスタッフがなかなか集まらず、求人を常に出しているのはそれなりに問題がある所なんだと思いました。
求人は一年中出している所には注意して下さい。

それと就職を急かしてくるのも要注意です。じっくり選んで下さい。始めから正社員ではなく、パートで入る方が無難です。

ホワイト企業に転職するなら転職エージェントを使うべき

当時僕は23歳でした。
若気の至りといもいいますか、「ブラック企業は嫌だ!」「ホワイト企業に転職したい!」、そんな考えも持ち合わせておらず、ひょんなことからとてつもなく多忙な、レディースのヤングファッションを扱っている会社に入社。

全国で20店舗以上もあり、あの有名な渋谷のビルにも店舗が存在していた会社でした。

何故、男の僕がレディースファッションに興味を持ったかというと、当然、服が好きというのもありましたが、メンズにはないものが沢山あったからです。

そのほうが、修行にもなるかなと考え、思い切って面接を受けた結果、想いが伝わったのかその日に採用していただきました。

ブラック企業?ホワイト企業?完全なる女社会に男1人立ち向かう

予想通り、男性スタッフは僕一人。
スタッフも、お客様も女性ばかりでしかも若い子しか来店しないという夢のような世界。

まさにカリスマ店員というものが大流行していたので、僕もその仲間入りを果たしていました。
色んな人に、「うらやましい!」などかなり言われましたが、実際はそうでもなかったと思っています。

なんせ、とにかく忙しい。

男性スタッフが1人なので、裏方作業はすべて僕がやらないといけませんでした。

毎日届く大量の段ボール。

とてつもなく重たいので女性には任せられません・・・。

品出しからはじまり、バックヤードの整頓、在庫の把握、在庫切れしたものを他店から取り寄せ、電話対応、レジ、クレーム対応など。
僕は接客もメインとしていたので、女性の4倍くらい働いていたような気がします。

冒頭に、とてつもなく多忙と書いたのもこれだけではありません。
今ではあまりみられませんが、毎日開店と同時にお客様が店内であふれていました。

特にイベント事ともなると、僕が移動できないくらいにもみくちゃにされました。

年下の女店長から厳しいお言葉が・・・

ことあるごとに、年下の女店長からお叱りを受け、精神的にも肉体的にも限界がきていました。

その後退職の意思を伝えたが、男性スタッフは貴重すぎるのでいなくなると困るとのこと。

僕に関しては、売上も全国トップクラスだったのでなおさらでしょう。
とてもいい条件を提示されましたが、辞めると決めてしまった以上男として後にはひけませんでした。

しかし、退職してから問題が発生しました。

今回の反省を踏まえ、同業種でなるべくホワイト企業に転職したいと思い、手あたり次第問い合わせてみたのですが、「男性は不要です」

この一言で面接すらさせてもらえませんでした。

売上もトップクラスで、裏方作業も全部やってたので女性より使えると自負していたのにも関わらず・・・。

もうアパレル業界に戻れないのかと諦め

そうなんです。

僕が退職する少し前までは、1店舗につき1人は男性スタッフがいたが、どんどん減少している時期でもあったのです。
どの店舗も売り上げがよくなかったため、1番にクビを切られるのは男性スタッフなのです。

これじゃ、まずいと思い方向転換することを考えました。
業界を変えて接客業か、営業職か。

当然、転職に関する知識など1ミリも持ってなかったので、転職サイトを使いながら転職エージェントなどのサポートも受けました。

転職エージェントは、転職のことならなんでも面倒を見てくれるし、ホワイト企業へ転職できるように必死で探してくれ、結果的に無料で利用することができたので、本当に良かったと思っています。

結局、アパレル業から離れ通信業界に行き早10年。
色んな仕事をしてきましたが、やっぱりアパレル業が天職だなって実感しました。
いつかは戻りたいが、業界全体の平均年収も低く、ポストもないようでは今後のレディースアパレル業界に未来はなさそうです・・・。

もし、転職活動に行き詰ったりホワイト企業に転職したいって思ったら、転職サイトやハローワークを利用するのもいいけど、転職エージェントを活用するのが1番の近道だと確信しています。