会社の同僚や先輩、後輩の結婚はとても喜ばしいことですが、何を贈ったら良いか悩んでしまいますよね。今回は、結婚祝いのプレゼントの相場やマナー、先輩、後輩に贈るのにおすすめの結婚祝いについて、ご紹介します。
先に知っておきたい結婚祝いにNGなプレゼント
世界中に数字のジンクスというものがあり、国によって異なります。日本では喜び事に4、6、9を使わないようにしています。それは以下の意味から由来していると言われています。
4:「し」の音が「死」に通じる。
6:「む」が「無」に通じる。
9:「く」の音が「苦」に通じる。
数字の語呂合わせで友人の結婚祝いに送ってはダメなものは櫛。「くし」が「苦死」につながるからNGなのです。それに、櫛は歯が折れることがあるので、そろっているべきものが欠けるという意味になり、縁起が悪いとされています。
せっかくの結婚祝いなので、これから二人で使えるものを贈るようにしましょう。お箸、お椀などはペアで贈るのがマナーです。間違ってもお椀や箸を一人分だけプレゼントする、なんていうことのないようにしましょう。
その名のとおり、使うとすぐになくなる種類のもの。食べ物、洗剤、入浴剤などです。新婚生活を始める二人の結婚祝いに、「すぐ消えてなくなる」というのは縁起が悪いのです。
見かけが華やかでおいしいお菓子であっても、あっという間に消えてしまうことから、結婚祝いとしてはNGです。
陶器に限らず、割れるもの全般が結婚祝いにNGとされています。理由は、せっかく縁あって一緒になれた二人に「割れる」ものを贈るのは縁起が悪いためです。
陶器以外に、ガラス製品や鏡も割れるものです。新郎新婦からリクエストされた品で、本人も気にしない場合は良いですが、そうではない場合は避けた方が無難でしょう。
結婚祝いのプレゼント相場&マナー
結婚祝いの相場はだいたい1万円といわれています。相手とのお付き合いの程度や関係によって、5千円から2万円の間で贈ると良いでしょう。
プレゼントを贈る場合は次のことに気をつけて選びましょう。
・新郎新婦の好みでないものは避ける。
・先を見越して先走りしない(子ども用品などは報告を受ける前に贈らない)。
・縁起を気にする新郎新婦に、縁起が悪いとされている商品は避ける。
・複数あると生活の邪魔になる可能性があるものは贈らない。
会社の【先輩】に贈りたい結婚祝
上司に贈る結婚祝いは、夫婦で使えるアイテムや本人の好みにあうものを渡すのがおすすめ。
現金は失礼なので避けたほうが無難です。
たとえばお酒好きの方なら、高級ワインや日本酒など、料理が好きな方ならお皿やキッチングッズなどがベターです。
会社の【後輩】に贈りたい結婚祝い
会社の後輩への結婚祝いのプレゼントには、結婚生活で使える実用的なアイテムを選びましょう。
結婚生活をスタートするにあたり、新たに購入したり買い替えたりするものは多いです。そういったものをプレゼントに選ぶと喜ばれます。
次に、ペアのアイテムも人気です。以前は「2」が割り切れる数字のため縁起が良くないとされてきましたが、現在では「ペア」という考え方に変わり、喜ばれるプレゼントのひとつとなっています。
ペアのアイテムは使うたびに結婚した実感がわき、新婚生活を盛り上げてくれます。そして、自分では買わないようなセンスや質の良いアイテムを選ぶと注目を集めます。
先輩・上司からいただいた特別なプレゼントとして周囲に自慢したくなり、長く愛用してもらうことができます。
フォトフレームや空気清浄機、夫婦箸、ホットプレートなどがおすすめです。
まとめ
・数にまつわる物、一人用の物、割れ物、消え物などは結婚祝いのプレゼントとしてNG
・結婚祝いの相場はだいたい1万円
・上司に贈る結婚祝いは、夫婦で使えるアイテムや本人の好みにあうものを渡すのがおすすめ
・会社の後輩への結婚祝いのプレゼントには、結婚生活で使える実用的なアイテムを選ぶとよい